独連邦経済省が6日発表した2011年2月の製造業受注高(暫定値)は前月比で実質2.4%増加し、2カ月連続で拡大した。1月に引き続き国内受注が全体をけん引しており、経済のけん引車は外需から内需に移行しつつあるようだ。
\国内受注は2.6%増加した。1月も4.7%増と大きく伸びており、内需の好調が目立つ。国外受注はユーロ圏が3.2%増えたものの、ユーロ圏外が1.6%増にとどまったため、全体では2.3%の伸びにとどまった。
\部門別では生産財が最も好調で、4.5%拡大した。国内、国外とも大きく伸びている。一方、消費財は0.1%増、中間財は0.3%減と振るわなかった。ともに国外が足かせとなっている。
\大型受注による統計上のぶれが小さい2カ月単位の比較を見ると、1~2月は前の期の2010年11~12月を2.4%上回った。国内が4.4%増と大きく拡大。国外は0.8%増にとどまった。部門別の変動率は中間財が4.2%増、生産財が1.4%増、消費財が1.1%増だった。
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