市場調査大手のGfKが4月27日発表したドイツ消費者景況感指数の5月向け予測値は5.7となり、前月の5.9(確定値)からやや低下した。同指数の悪化は2カ月連続。インフレ率の上昇や中東・北アフリカ情勢、日本の震災・原発事故が影を落とした格好。ただ景況感指数自体は依然として高い水準を保っており、景気の先行きは明るい。
\景気の見通しに関する4月の指数(5月向け予測値の算出基準の1つ)は前月の49.5から47.3へと2.2ポイント低下。所得の見通しに関する指数も40.5から35.0へと5.5ポイント落ち込んだ。高額商品の購入意欲に関する指数は0.1ポイント減の34.2とほぼ横ばいを保った。
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