独製薬大手のStada(バート・フィルベル)は12日、同業のGruenenthalから中東欧と中東の事業を取得する方向で独占交渉に入ると発表した。これら地域の事業を強化することが狙いで、取引金額は現金およそ3億6,000万ユーロ。第3四半期の成約を見込む。取引の成立には独禁当局の承認が必要。
\Gruenenthalが当該地域で販売する自社ブランドとライセンスブランド合わせて14種類を譲り受ける。対象となる医薬品は主に鎮痛剤で、取引には販売網も含まれる。生産施設は対象外となっており、GruenenthalはStada向けに自社ブランド製品の生産を引き受ける。
\Stadaが取得する事業の2011年売上高は約6,860万ユーロ(鎮痛剤「Palexia」を除く)、営業利益(EBITDAベース)は2,560万ユーロ(同)となる見通し。
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