ドイツ連邦統計局が5月31日に発表した2011年4月の国内小売売上高は前年同月を名目で5.1%上回り、物価変動を加味した実質でも3.6%増加した。景気回復のほか、イースター商戦の効果で水準が大きく押し上げられた格好。季節要因と営業日数を加味した前月比の変動率は名目が+0.9%、物価調整値が+0.6%だった。
\今年はイースターの祝日が4月下旬に当たったため、祝日前の商戦が同月中に行われた。これに対し昨年は同祝日が4月初旬だったため、消費者は祝日前のショッピングを主に3月下旬に済ませており、今年はその反動で売り上げが大きく伸びた。
\今年4月の小売売上は食料品店が前年同月比で実質4.3%増加、非食料品店も同3.7%の伸びを記録した。衣料品店やデパートの業績が特に大きく拡大した。
\1~4月の小売売上は前年同期比で名目が2.6%増加し、実質も1.1%拡大した。
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