ドイツ連邦雇用庁(BA)が5月31日発表した同月の失業者数は前月を11万8,000人下回る296万人となり、今年初めて300万人未満へと後退した。景気回復と季節要因の効果が大きく、季節要因を除いた実質の失業者数は8,000人減の297万4,000人だった。失業率は0.3ポイント減の7.0%、前年同月比の失業者数の減少幅は27万6,000人。
\BAが作成する求人指数BA-Xは前月から2ポイント減の164に低下したものの、依然として高水準が続いており、雇用情勢は今後も改善する見通し。政府は年平均の失業者数が290万人に低下すると予想している。
\