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2011/6/1

総合 - ドイツ経済ニュース

有給休暇特別手当、「なし」から2000ユーロまで開き

この記事の要約

労組系の経済・社会科学研究所(WSI)は5月24日、主要22業界の有給休暇と有給休暇特別手当に関する調査結果を発表した。それによると、今年の年次有給休暇の日数はほとんどの業界が30日だったものの、特別手当は業界間の開きが […]

労組系の経済・社会科学研究所(WSI)は5月24日、主要22業界の有給休暇と有給休暇特別手当に関する調査結果を発表した。それによると、今年の年次有給休暇の日数はほとんどの業界が30日だったものの、特別手当は業界間の開きが大きい。最低は銀行業界やエネルギー業界などで「支給なし」、最高は木材・樹脂業界(西部ドイツ)の2,058ユーロだった。

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WSIは労使協定を締結している22業界を対象に有給休暇の日数や特別手当の額を調べた。労使協定に拘束されない事業所や労働組合に加入していない従業員、企業が独自規定で支給している特別手当はデータに含まれていない。

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有給休暇特別手当がある業界のうち額が低かったのは農業、炭鉱、製菓業界で、高かったのは木材・樹脂加工業界、金属業界、印刷業界だった(グラフ参照)。

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前年(2010年)と比較して支給額が増えたのは金属業界、木材・樹脂加工業界、小売業界など8業界。前年と同額だったのは11業界だった。

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