精密・光学機器大手のCarl Zeiss(オーバーコッヘン)は13日、ドイツ国内拠点の拡張に今後数年間で最大5億ユーロを投じると発表した。主に半導体部門を強化する狙いで、同部門の事務所、製造工場を拡張。またシリコンウエハーに微細な回路イメージを焼き付けるEUVリソグラフィ技術の開発にも投資の一部を充てる。同社のヘルマン・ゲルリンガー取締役(半導体技術担当)は「EUVリソグラフィへの技術転換で世界トップになれるよう条件を整える」との意向を示した。
\同社はこのほか、医療機器部門で複合施設を新設。また、本社の近辺に敷地面積1万1,000平方メートルの物流センターを新設し、これまで拠点ごとに分散していた物流業務を集約する計画だ。
\Carl Zeissは半導体や顕微鏡、眼鏡、カメラレンズを製造し、その90%を輸出している。
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