航空大手の独Lufthansa(フランクフルト)が不採算の英子会社BMIを売却する方針だ。シュテファン・ラウアー取締役が明らかにしたもので、売却手続きを金融機関に正式依頼した。すでに買収に関心を示す企業があるという。
\Lufthansaは1999年BMIに資本参加、2009年に完全子会社化した。BMIは赤字を抱えており、Lufthansaは完全買収した時点から、全面統合のほか、部分売却や完全売却の可能性も検討してきた。英ヒースロー空港発着便で競合のBritisch Airwaysに対抗できないことが明確になったうえ、過去2年間で計3億5,000万ユーロの赤字を計上したため、売却に踏み切る。
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