ドイツ機械工業連盟(VDMA)が8月31日に発表した2011年7月の業界受注高は前年同月を実質9%上回った。国内受注が20%増加して全体をけん引。国外は3%の伸びにとどまった。国内は大型受注が多かったほか、工作機械と木工機械の需要が旺盛だった。
\一方、国外はユーロの財政悪化国が足かせとなっており、VDMAのエコノミストは業界専門サイトMM Maschinenmarktに対し、ユーロ圏からの受注が4%減少したことを明らかにした。中国からの引き合いも金融引き締めの影響で鈍っている。ロシアとトルコは極めて好調という。
\大型受注による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較をみると、5~7月は前年同期比で10%増加した。国内と国外がそれぞれ7%、11%の幅で拡大している。特に工作機械、鉱山機械、プラント・エンジニアリング機械の需要が大きい。
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