Bayerの農業科学子会社Bayer CropScience(モンハイム)は15日、新たな事業戦略を発表した。新しい農薬の導入や研究開発(R&D)費の拡大を通して競争力を強化していく。
\同社は環境負荷の小さい新しい農薬を増やしていく考え。これに伴い毒性の強い殺虫剤は2012年までに製品リストから除外する。具体的には世界保健機関(WHO)の分類でクラス1に該当する製品の販売を中止する。クラス1の殺虫剤が同社の売り上げに占める割合は小さいという。
\研究開発費は2015年までに2010年実績を約20%上回る8億5,000万ユーロ強へと引き上げる。中心となるのはバイオサイエンス分野で、2010年の約2億ユーロから倍増させる考えだ。
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