ドイツ連邦統計局が20日発表した2011年上半期の電力輸出量は27.9テラワット時(TWh)で、輸入量(23.9TWh)を上回った。福島原発事故を受けて高経年化原発の稼働を3月から停止した影響で輸出超過量は前年同期の10.9TWhから4.1TWhに減少したものの、懸念されていた入超は今のところ回避されている。2010年上半期の輸出量は30.0TWh、輸入量は19.1TWhだった。
\最大の輸入先国はフランスで、10.4TWhに上った。これにチェコ(5.6TWh)が続く。輸出先の上位2カ国はオーストリアとスイスで、それぞれ7.8TWh、7.6TWhに上った。
\