電機大手Siemens（ミュンヘン）のペーター・レッシャー社長は17日モスクワでロシアのプーチン首相と会談し、同国への投資に意欲を示した。現地提携先と共同で今後3年間に計10億ユーロを投資、4,000人の雇用を創出する。
\10億ユーロのうち7億ユーロはエネルギー分野に投じる方針。具体的にはガスタービンや風力発電用ブレードの生産施設を建設する意向という。
\Siemensは原発事業からの撤退決定に伴い、同分野で進めてきた露Rosatomとの合弁設立計画を破棄した。このため、Siemensとロシアの関係は悪化するとの懸念もあったが、同社は原発以外の領域でロシアに協力。良好な関係を維持していく。
\Siemensの2010年度のロシア売上高は12億ユーロ、受注高は26億ユーロに上った。
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