自動車大手の独Volkswagen(VW、ヴォルフスブルク)は14日、2011年1-9月期のグループ新車販売台数が前年同期比13.9%増の611万台となり、初めて600万台の大台に乗ったと発表した。すべてのブランドが実績を拡大。クリスティアン・クリングラー販売担当取締役は、最終4半期の10~12月も好調が続くと述べ、年間目標の800万台実現に自信を示した。
\伸び率が最も大きかったブランドはAudiで、17.4%増の97万3,200台に拡大した。アジア・太平洋が27.9%増加、南米は35.8%の伸びを記録した。VWブランドは中東欧で46.0%増加し、全体でも12.3%増の381万台と2ケタ成長を確保している。Skodaは16.8%増の66万4,800台、Seatは3.1%増の26万6,800台だった。商用車は38万9,900台で、25.5%増加した。
\地域別の販売実績は欧州が10.8%増の277万台(ドイツ:12.3%増の86万4,400台)、アジア・太平洋が17.3%増の192万台(中国:14.6%増の169万台)、南米が9.5%増の70万900台、北米が21.4%増の48万5,400台(米国:20.4%増の32万2,000台)。
\