独大手銀行Commerzbank(フランクフルト)は個人顧客向け営業職員の評価基準を来年から変更する。契約数に偏ったこれまでのあり方を是正、顧客満足度や顧客管理の成果なども同等に考慮していく。
\個人顧客部門担当のマーティン・ツィールケ取締役は、これまで「短期的な利益のみに注力してきた」と述べ、もっぱら契約数に基づいて職員を評価することには問題があったとの認識を示した。新体制への移行に向けては管理職者の意識と職員管理のあり方も変えていく。評価基準の改編が業績にどの程度の影響を与えるかについては明言を避けている。
\労働組合は近年、銀行は行員に対し契約件数を上げるよう過度なプレッシャーをかけていると批判してきた。このため、同行の計画を「正しい方向への第一歩だ」と歓迎している。
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