航空大手の独Lufthansa(フランクフルト)は12月22日、英子会社 British Midland(BMI)を英British Airways(BA)と西Iberiaの親会社であるInternational Airlines Group(IAG)に売却することで正式合意したと発表した。売却額は1億7,250万ポンド(約2億700万ユーロ)。来年3月末までの売却手続き完了を目指す。
\Lufthansaは11月、BMI売却でIAGと基本合意した。その後に英Virgin Atlanticが対抗して買収に乗り出したが、最終的にIAGへの売却で決着した。
\ただ、IAGはBMI買収によって、英ヒースロー空港におけるBAと合わせた発着枠が大幅に拡大し、欧州最大の同空港を拠点とする路線の寡占が進むことから、欧州連合(EU)の買収認可が難航するのは確実とみられる。
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