世界最大手銀行の中国工商銀行(ICBC)がドイツ事業を強化する。昨年秋のミュンヘン支店設置に続き、今年上半期にはハンブルクにも支店を開設、ドイツの支店数を4カ所へと増やす。独法人の役員への取材をもとに16日付『ハンデルスブラット』紙が報じた。
\ICBCは1999年にフランクフルト支店を開設し、独事業をスタートさせた。ドイツに進出した中国企業向けのサービスを展開している。
\事業拡大の一環で、欧州銀行を買収することも視野に入れている。同役員によると、企業向け融資ないし富裕層向け事業に特化した銀行に関心があるという。大型買収は念頭になく、リテール分野でドイツの銀行と張り合う考えもないとしている。
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