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2012/2/1

総合 - ドイツ経済ニュース

12月小売売上が実質減に、2011年通期は増加

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が1月31日発表した2011年12月の小売売上指数(暫定値。自動車販売店を除く)は前年同月比で名目が0.5%増加したものの、物価変動を加味した実質は0.9%後退した。営業日数はともに26日で変化がない。営 […]

ドイツ連邦統計局が1月31日発表した2011年12月の小売売上指数(暫定値。自動車販売店を除く)は前年同月比で名目が0.5%増加したものの、物価変動を加味した実質は0.9%後退した。営業日数はともに26日で変化がない。営業日数と季節要因を加味した前月比の変動率は名目が-1.7%、物価調整値が-1.4%だった。数値は統計データの回収が進むにつれて修正される可能性がある。

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食料品店(飲料・たばこ販売店を含む)の売上高は前年同月比で名目が0.3%増、実質が1.7%減となった。非食料品店はそれぞれ0.3%増、0.5%減。非食料品店の実質売上をみると、家具・家電・DIY用品店が3.6%増となったほかは軒並み落ち込んでおり、デパートなどの総合的な小売店と通販はそれぞれ2.6%、2.4%後退した。

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一方、2011年通期の小売売上は名目が2.6%増、実質も0.9%増とともに拡大し、2年連続で改善した。食料品店はそれぞれ2.4%増、0.2%増で、非食料品店も各2.3%増、1.6%増となった。

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