アラブ首長国連邦に事業拠点を置くインド系太陽電池セルメーカーMicrosolがエンドユーザー向け事業に参入する。倒産した独太陽電池モジュールメーカーSolonの買収が決まったことで道が開けたためだ。Microsolのアンジャン・トゥルラパティ社長への取材をもとに8日付『ハンデルスブラット』紙が報じた。
\同社はこれまで、欧州とインドの太陽電池モジュールメーカーにセルを供給してきた。今後は欧州市場で屋根設置型のモジュール、インド市場で地上設置型のモジュールを販売していく。
\モジュール生産規模は拡大する意向で、ベルリンにあるSolonの工場の生産能力を4月半ばまでに拡張。またアラブ首長国連邦にモジュール工場を建設する。太陽電池の価格が急落しているため、ベルリン工場の製造コストを引き下げるとしている。
\Microsolは03年の設立。セル生産能力は150メガワット(MW)で、昨年は売上高が8,000万ドル、純利益が400万~500万ドルだったという。
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