航空大手の独Lufthansa(フランクフルト)が15日発表した2011年12月期決算の最終損益は1,300万ユーロの赤字となり、前期の黒字(11億3,100万ユーロ)から大幅に悪化した。不採算の英子会社British Midland(BMI)の売却に伴う損失や、墺子会社Austrian Airlines(AUA)、格安子会社Germanwingsの業績不振が影響。燃料費の高騰とドイツで新設されたフライト税も足かせとなり、営業利益は19.6%減の8億2,000万ユーロに落ち込んだ。売上高は8.8%増の287億3,400万ユーロに拡大した。
\今期は営業利益が1億ユーロのケタ台の半ば程度まで落ち込み、2期連続で減益となる見通し。燃料価格の上昇や景気減速が響く。最終損益については黒字転換を目指す。
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