自動車大手の独Daimler(シュツットガルト)は中国市場向け電気自動車(EV)ブランド「Denza」を戦略提携先の比亜迪汽車(BYD)に生産させる意向だ。北東アジア事業を統括するウルリヒ・ウォーカー氏が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に対し明らかにした。
\Denzaは両社が共同開発しているEV。メルセデス「Bクラス」をベースとしており、2013年に市場投入される予定だ。今月23日には北京モーターショーで初公開される。
\航続距離はBYDのEV「E6」(最大300キロメートル)を超え、トランクルームも十分な広さを確保するという。価格はE6の25万元(3万ユーロ)よりも高く設定する。最新技術と環境保護に関心の高い都市住民をターゲットに据えている。
\両社は2010年、中国に折半出資の合弁会社Shenzhen BYD Daimler New Technologyを設立し、電気自動車の共同開発に乗り出した。これまでに計6億元(7,100万ユーロ)を投資した。
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