ドイツ連邦陸運局(KBA)が3日発表した2012年3月の乗用車新車登録台数は前年同月比3.4%増の33万9,123台となり、3カ月ぶりに拡大した。春の到来を受け、前月比の増加幅は51.2%に達している。1~3月の登録数は77万3,636台で、前年同期を1.3%上回った。
\3月の登録数が最も大きく伸びたのはランドローバーで、前年同月比101.6%増の1,228台に拡大した。登録数は少ないもののランチア(79.5%増の332台)とジャガー(64.4%増の633台)も増加幅が50%を超えた。
\ドイツ車ではポルシェが47.4%増の2,438台を記録。BMW/ミニ(11.6%増の3万965台)、フォルクスワーゲン(9.2%増の7万2,627台)、アウディ(3.6%増の2万5,988台)も1年前の実績を上回った。スマートは18.0%減の2,710台、オペルは12.3%減の2万3,695台、フォードは1.3%減の2万4,354台、メルセデスは0.8%減の2万7,029台だった。
\日本車はスバル(26.5%増の1,232台)とトヨタ/レクサス(13.5%増の1万2,389台)が2ケタ台の伸びを記録、マツダ(6.2%増の7,043台)と日産/インフィニティ(5.2%増の1万155台)も増加した。そのほかのブランドはダイハツが78.1%減の123台、ホンダが43.9%減の2,493台、三菱が21.5%減の2,787台、スズキが17.8%減の3,136台と振るわなかった。
\日本車以外の主な輸入車では韓国勢の起亜(35.4%増の5,054台)と現代(22.9%増の1万1,128台)が好調だったほか、シボレー(32.5%増の2,930台)とルノー/ダチア(17.6%増の1万7,514台)も2ケタ増を確保した。セアトは7.5%増の6,588台、フィアットは2.9%増の8,039台、プジョーは横ばいの8,134台。シュコダ(10.3%減の1万5,828台)とシトロエン(5.5%減の6,821台)、ボルボ(2.7%減の3,353台)は減少した。
\1~3月の新車登録に占めるディーゼル車の割合は47.9%だった。ハイブリッド車の台数は4,020台、電気自動車(EV)は同694台、天然ガス車は3.066台。走行1キロメートル当たりの二酸化炭素排出量は平均143.6グラムだった。
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