種苗世界4位の独KWS Saat(アインベック)は12日、同社が開発したテンサイの商品化と世界販売に向けてBayer CropScienceと提携すると発表した。同テンサイは交配を通して開発した品種であるにもかかわらず農薬への耐性を持っており、遺伝子組み換え(GM)作物への抵抗感が強い欧州市場で需要が期待できる。
\同テンサイはALS(アセト乳酸合成酵素)阻害剤というタイプの除草剤への耐性を持っており、KWSは2001年から研究・開発を行ってきた。商品化の見通しが立ったためBayer CropScienceと提携。今後数年以内に市場投入する意向だ。
\同テンサイを栽培すると、農家は現在に比べて除草剤の散布量を減らすほか、栽培の手間も大幅に軽減できるという。
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