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2012/4/18

経済産業情報

自動車部品需給がひっ迫見通し、化学工場事故で

この記事の要約

独西部のマール工業団地で3月末に起きた爆破事故の影響で、自動車メーカーなどが十分な量の樹脂部品を確保できなくなる恐れが出てきた。部品メーカーなどは対応に追われている。\ 事故が起きたのは化学大手エボニクの生産施設で、樹脂 […]

独西部のマール工業団地で3月末に起きた爆破事故の影響で、自動車メーカーなどが十分な量の樹脂部品を確保できなくなる恐れが出てきた。部品メーカーなどは対応に追われている。

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事故が起きたのは化学大手エボニクの生産施設で、樹脂製品の中間原料であるシクロドデカトリエン(CDT)を製造している。エボニクはCDTの世界市場でシェア50%を持つ最大手のため、今回の事故で生じた供給の穴を他社が相殺することはできないもようだ。CDTを用いて作られるポリアミド12はガソリンホースやブレーキホースに使われる。

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マールのCDT工場が生産を再開するのは早くても3カ月後となる見通し。

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