再保険大手の独Muenchener Rueckが株式投資を強化する。欧州債務危機の影響で債券市場が低迷しているため。同社のイェルク・シュナイダー取締役(財務担当)が『ハンデルスブラット』紙に対し明らかにした。
\Muenchener Rueckの運用資金は2,000億ユーロ強で、株式は現在その約2%にとどまる。株式は価格の変動が大きいため、保険会社は安定した利回りを見込める国債や社債を中心に運用を行っている。だが、最近は国債の安全性が低下しており、同社は株式投資比率を高める意向だ。
\シュナイダー取締役は同比率が5%を超えても問題はないと発言した。10%以上に引き上げることはしないとしている。
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