商用車・エンジン大手の独MAN(ミュンヘン)が4日発表した2012年1-3月期(第1四半期)決算の営業利益は2億5,300万ユーロとなり、前年同期比で22.2%減少した。欧州商用車市場で価格競争が高まっているほか、新興市場の開拓を強化していることが影響。最終利益は77.2%減の1億2,900万ユーロへと落ち込んだ。売上高は38億4,500万ユーロで、3%増加している。
\同社は成長市場のブラジル、ロシア、インド、中国で事業を強化している。これらの国ではトラックを低価格で販売。先進国向け製品に比べ装備を簡素化しているものの、利益率が低いという。
\MANは決算発表で、同社初のロシア工場の開設が遅れることを明らかにした。当局の承認が滞っていることが原因という。
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