照明大手の独Osram(ミュンヘン)は25日、上海の東およそ130キロの無錫にLED(発光ダイオード)工場を建設する契約を地元江蘇省当局と締結したと発表した。中国市場の拡大を踏まえた措置。独レーゲンスブルク工場とマレーシアのペナン工場で製造したLEDチップを新工場でカプセルに組み込む。
\1億ユーロ以上の資金を投じて工場を建設し、2013年末から生産を開始する。従業員数は当初が400人で、2017年までに1,600人へと引き上げる。製品は一般照明のほか、自動車、産業向けに出荷する。
\中国は2011年に始まった第12次5カ年計画で電力消費量の少ないLED照明の使用比率を30%に引き上げる方針を打ち出しており、今後急速な需要増が見込まれる。現地で生産した方が市場開拓に有利に働くため、新工場の建設に踏み切る。Osramは現在同国で3工場を展開、計8,000人以上を雇用している。
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