鉄鋼プラント大手の独SMS(デュッセルドフル)は11日、ルクセンブルクの高炉メーカーPaul Wurthの株式48%を鉄鋼大手のArcelorMittalから取得する方向だと発表した。Paul Wurth株40%を保持するルクセンブルク政府が承認すると、取引は成立する。取引価格は明らかにしていない。『ハンデルスブラット』紙によると、4億ユーロ未満のもようだ。
\Paul Wurthは高炉の世界最大手メーカーで、従業員数は1,800人。年商は5億~6億ユーロに上る。
\SMSは同社の実質的な経営権を握り、鉄鋼メーカー向けの設備を一手に手がけるトータルサプライヤーへと脱皮する。両社は顧客が重複しており、販売面で大きなシナジー効果を期待できるという。
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