米General Motors(GM)の欧州子会社Opelが独ボーフム工場を閉鎖する可能性が高まってきた。Opelは13日、現在の厳しい経済的枠組み条件が続く限り2016年末で操業を停止せざるを得ないとの考えを表明した。同社は販売減が続き過剰生産能力を抱え込んでおり、設備が老朽化したボーフム工場は以前から閉鎖の第1候補と目されていた。
\ボーフム工場では現在、ミニバン「Zafira」を生産しているが、Opelは同工場でのZafira製造を現行モデルが終了する16年末で打ち切る。次世代モデルについては最新設備を持つ独リュッセルスハイム本社工場で生産するとの見方が有力だ。
\ボーフム工場の閉鎖は決定しておらず、同工場の従業員代表は新たな生産車種の確保に向けて経営陣と交渉する意向だ。ただ、『フランクフルター・アルゲマイネ』紙によると、他の工場の従業員代表はボーフム工場を存続させるのは難しいとみているという。
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