電気通信大手のDeutsche Telekom(ボン)は19日、ドイツ最大のスマートメータープロジェクトを電力大手のRWEと共同で実施すると発表した。ルール地方西部のミュールハイムにスマートメーターを設置。時間帯によって異なる電力消費量の平準化や節電を促していく。
\上半期中にスマートメーターを1万5,000個設置、年末までには10万個以上に拡大する。これにより同市のスマートメーター普及率はほぼ100%に達する見通し。
\スマートメーターのデータは暗号化されたうえで、付属する通信ボックスを通してRWEに送信される。このデータにより送電網の安定運営が可能になる。また消費者は電力情報を受信、料金の低い時間帯を選んで洗濯などを行うようになるため、節電効果が期待できる。
\Deutsche Telekomは主力の固定網・移動通信サービス事業が低迷しているため、新規事業の開拓を強化している。
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