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2012/7/4

企業情報

Schott AG―ソーラー事業を大幅縮小―

この記事の要約

ガラス大手の独Schott(マインツ)は6月28日、ソーラー事業の縮小計画を発表した。太陽電池価格の大幅下落を受けた措置で、結晶系シリコン太陽電池事業から全面撤退。従業員1,100人のうち870人を整理する。集光型太陽熱 […]

ガラス大手の独Schott(マインツ)は6月28日、ソーラー事業の縮小計画を発表した。太陽電池価格の大幅下落を受けた措置で、結晶系シリコン太陽電池事業から全面撤退。従業員1,100人のうち870人を整理する。集光型太陽熱発電(CSP)事業は継続する。

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ドイツでは計220人を削減する。具体的には本社所在地マインツの拠点で80人、アルツェナオで140人を削減する。経営上の理由による整理解雇は見合わせ、グループ企業内での配置換えも検討する。

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同社は太陽電池価格の下落を受け、製造コストの引き下げや販売増で対処してきたが、「欧州の政治的な枠組み条件」が悪化したため事業縮小に踏み切った。

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