ドイツのペーター・アルトマイヤー環境相は19日、公共放送ZDFの討論番組で中国製太陽電池に対する反ダンピング関税の導入を検討することを明らかにした。中国メーカーが自国政府の不当な支援を受けていると判断。欧州連合(EU)へのダンピング調査申請を準備している独ソーラーワールドなどの動きに支持を表明した。
\世界の太陽電池市場では価格が急落し、独米の有力企業が相次いで経営破たん。倒産の波は太陽電池製造装置など周辺業界にも広がっている。ソーラーワールドは中国の太陽電池メーカーの価格攻勢の背景に中国政府の不当な助成政策があると批判している。
\米国では同社などの働きかけが奏功。商務省は5月、中国製太陽電池セルに対し反ダンピング関税を課すことを仮決定した。
\