ドイツ連邦統計局が20日発表した2012年6月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が1.6%となり、前月の同2.1%から低下した。上げ幅が1%台となるのは2年ぶり。景気減速が反映された格好で、エネルギーを除いたコアの上昇率は1.0%にとどまった。
\生産者物価は前月比ではマイナス0.4%となり、2カ月連続で後退した。エネルギーを除いたコアベースでも0.1%落ち込んでいる。
\前年同月比で上げ幅が最も小さかったのは中間財で、0.1%にとどまった。金属は3.8%低下。圧延鋼は6.3%落ち込んだ。肥料は12.5%増と大きく上昇している。
\その他の部門の上げ幅は投資財が1.1%、耐久消費財が1.7%、非耐久消費財が2.2%、エネルギーが2.8%。非耐久消費財では砂糖が39.5%増と大幅に高くなった。
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