5月に倒産した太陽電池モジュールメーカーSovello(ビターフェルト・ヴォルフェン)は19日、従業員(計970人)の約半数に当たる475人を整理解雇すると発表した。同社の売却先を確保するには従業員の削減が欠かせないと判断。解雇する社員は受け皿会社に移管する。
\ドイツでは倒産した企業の社員に対し労働局から給与と同額の倒産手当(Insolvenzgeld)が支給される。このためこの期間中は事業を継続できる。管財人は同期間を利用して売却先を模索。失敗すると、資産の切り売りを余儀なくされる。Sovelloでは倒産手当の支給が7月末で打ち切られるため、売却交渉に残された時間は少ない。
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