ドイツの太陽光発電(PV)の累積発電容量が年末までに風力発電を抜く見通しだ。送電網事業者のデータをもとに連邦ネットワーク庁が21日明らかにした。
\それによると、PVの発電容量は今年7.1ギガワット(GW)増えて32GWに達する見通し。風力発電も2GW伸びるものの、累積の容量は31GWにとどまるという。
\PVは発電効率が風力よりも低いにもかかわらず、政府の助成制度を背景に需要が急速に拡大。新設容量は2009年から4年連続で7GWを超える見通しだ。
\ドイツのピーク時の電力需要は80GW時で、計算上は風力とPVでその4分の3以上を賄える計算。ただ、再生可能エネルギー発電は発電量が天候に大きく左右されるため、実際の電力消費に占める風力・PV発電の割合はもっと低い。
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