メディア・能力研究所(MMB)はこのほど、eラーニングの専門家を対象に実施したトレンドモニター調査の結果を明らかにした。それによると、eラーニング市場で今後3年間に最も重要性を増すキーワードとして「モバイルラーニング/学習アプリ」を挙げた人は全体の84%を占め、2位の「ソーシャルラーニング/ソーシャルメディア」(28%)、3位の「マイクロラーニング」(22%)を大きく引き離した。企業向け(人材育成用)のeラーニング分野で今後、商業的に最も成功を収めるツールでも「モバイル/アプリ」(82%)が1位となった(グラフ参照)。
\社員教育で中心的な意味を持つソリューションとしては、「ブレンデッド・ラーニング(eラーニングと教室での対面教育の組み合わせ)を挙げた人が96%と、ほぼ全員だった。2位は「ウェブベーストレーニング」、3位は「バーチャルクラスルーム」。「モバイル/アプリ」は4位にとどまったが、この点についてMMBの関係者は「学習ソリューションとして基盤は固まってきているものの、評価が確立している既存メソッドから順位を奪うには至っていないのでは」とコメントした。
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