自動車部品の独3位メーカーZF Friedrichshafen(フリードリヒスハーフェン)は13日、部品調達コストを2014年末までに5億ユーロ削減すると発表した。顧客の自動車メーカーから年3%の値下げを求められているほか、需要拡大に伴う工場投資を受けて今後、利益が大幅に圧迫されることに対応する意向。調達先は大幅に絞り込む方針だ。
\調達費用の圧縮に向けて取引先を絞り込み「規模の効果」を引き出していく。その際、取引先企業が部品をグローバルに供給できるかどうかを重視するとしており、欧州域外で事業展開できない中小メーカーは振るい落とされる可能性が高い。
\グループの資金と調達先を一元的に管理するシステムも導入する。また、支払い期日などの取引条件を標準化する。
\同社の売上高は現在155億ユーロ。調達コストはこのうち100億ユーロを占める。
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