化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は20日、米国の有機農薬メーカーBecker Underwoodを投資会社Norwest Equity Partners(NEP)から買収することで合意したと発表した。化学農薬中心のBASFは買収により製品の幅を拡大する。取引金額は10億2,000万ドル。年内の取引終了を見込む。
\Becker Underwoodは北米市場に強い。従業員数は479人で、売上高は2億4,000万ドル。
\有機農薬には収穫間近であっても散布できるメリットがある。BASFは市場の成長が期待できると判断、買収に踏み切った。今回の取引は2010年に実施したCognis買収(取引金額31億ユーロ)以来の大型買収となる。
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