バイオ医薬品開発の独Evotec(ハンブルク)は1日、子宮内膜症の治療薬候補を製薬大手の独Bayerと共同探索すると発表した。契約期間は5年で、まず一時金として1,200万ユーロを受け取り、開発の進捗に応じたマイルストーンも最大5億8,000万ユーロ取得。製品化にこぎつけた場合は売り上げの一定比率を受け取る。臨床試験はBayerが一手に引き受ける。
\子宮内膜症は子宮内膜が子宮外で増殖する疾患で、痛みを伴うほか、不妊の原因となる。患者数は世界で推定1億7,600万人に上るものの、「満足できるような治療法はない」(Bayer関係者)。
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