独鉄鋼業界団体Stahlは12月18日、2013年の粗鋼生産高が前年比約1%増の4,300万トンに拡大するとの予測を発表した。これまで発注を控えていた顧客企業の在庫整理が進み、需要の回復が見込めるためで、圧延鋼生産高についても1~2%の増加を予想している。
\12年は景気の先行き不透明感を背景に粗鋼生産高が4%減の4,250万トン(12月時点の予測値)に後退。圧延鋼も同7%減の3,840万トン(同)に落ち込んだ。ただ、10月、11月に限ると粗鋼生産高は前年同月をそれぞれ6%上回っており、受注は拡大に転じている。
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