自動車大手の独Opel(リュッセルスハイム)は12日、ハンガリー西部のセントゴットハルドにあるエンジン工場を拡張すると発表した。投資規模は1億3,000万ユーロ。工場面積を1,600平方メートル拡大し、年産能力を現在の50万基から60万基へ強化する。従業員数も800人から900人へ引き上げる。
\セントゴットハルド工場は1990年代初めに設立された。Opelは生産能力を増強するため、同工場に5億ユーロを投資して工場を拡張、新ラインは昨年9月に稼働を開始したばかりだ。
\同社は2016年までに新モデルを23機種、13種類の新型エンジンの市場投入を計画しており、セントゴットハルド工場で新型エンジンの大半を生産する予定。同工場では新型の1.6リットル・ガソリンエンジンを生産するほか、今月初めにはエコテック4気筒ターボ直噴エンジンの生産を開始。月内には新型1.6リットル・ディーゼルエンジンの生産もスタートするという。今年のエンジン生産数は35万基を見込む。
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