独金属労組IGメタルは2月26日、3月に始まる電機・機械・自動車産業などを対象とした賃金交渉で5.5%のベースアップを要求する方針を決定した。ベア要求幅は2006年以来の低い水準。景気減速を受けて業績不振の企業もあることを考慮したもようだ。昨年はベア6.5%を要求し4.3%で妥結した。
\交渉は西南ドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州の労使が3月21日に開始する。同州にはダイムラーなどの大手自動車メーカーのほか、機械・電機の中堅有力企業も多く、他の州の労使は通常、同州の労使合意を継承する形で協定を締結する。
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