電気通信大手のDeutsche Telekom(ボン)は4日、無線LANホットスポットを大幅に拡充する方針を明らかにした。スマートフォンやタブレットPCの急速な普及を背景に移動通信網に過度な負担がかかっている問題を解消する狙い。「WLAN to go」という名の新サービスを、無線LANサービスを展開する新興企業Fonと共同で展開する。
\現在1万2,000カ所にとどまるホットスポットの数を2016年までに250万カ所に拡大する。顧客ユーザーが持つ無線LANを活用するのがポイントで、無線LANを開放した顧客はWLAN to goのサービスを無料で受けることができる。
\無線LANを開放した顧客は自らの無線LANを優先的に利用できるため、開放により接続速度が遅くなることはない。同サービスに伴う法的な責任問題はすべて検証したという。
\Fonは2005年の設立で、ホットスポットを世界の約800万カ所で運営している。WLAN to goのサービスは国外にあるFonのホットスポットでも利用できる。
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