化学大手のBASF(ルートヴィヒスハーフェン)は5日、中国同業の新疆美克化工(Xinjiang Markor Chemical Industry)と共同で現地に合弁会社を2社設立すると発表した。合弁2社ではそれぞれポリテトラヒドロフラン(PolyTHF)とブタンジオール(BDO)を生産。中国市場向けに販売する。
\新疆ウイグル自治区のコルラにPolyTHFとBDOの工場を建設し、2015年から生産を開始する。生産能力はPolyTHFが5万トン、BDOが10万トン。
\PolyTHFはポリウレタン弾性繊維スパンデックスの原料。BDOは溶媒やプラスチック、繊維の原料として用いられる。新疆美克化工は中国最大のBDOメーカーで、同生産能力は16万トン。BASFはPolyTHFとBDOの世界最大手で、生産能力はそれぞれ25万トン、53万5,000トンに上る。
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