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2013/3/20

総合 - ドイツ経済ニュース

13年GDP成長率1.3%に上方修正=ハレ経済研

この記事の要約

ハレ経済研究所(IWH)は14日、2013年の独国内総生産(GDP)成長率を従来予測の0.7%から1.3%に引き上げた。欧州債務危機が沈静化しているほか、世界経済の勢いがやや強まってきたためだ。独企業景況感指数が大きく改 […]

ハレ経済研究所(IWH)は14日、2013年の独国内総生産(GDP)成長率を従来予測の0.7%から1.3%に引き上げた。欧州債務危機が沈静化しているほか、世界経済の勢いがやや強まってきたためだ。独企業景況感指数が大きく改善していることも踏まえ、ドイツ経済は第2四半期から力強く回復してくるとの見方を示した。

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独GDPは昨年第4四半期、物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期比マイナス0.6%となり、4四半期ぶりにマイナス成長となった。その一方で、Ifo企業景況感指数は11月から4カ月連続で改善。特に今後6カ月の事業見通しを示す期待指数は2月に前月比4ポイント増加するなど急速に上昇しており、景気の見通しは明るさを増している。今年第2四半期は特に、第1四半期の悪天候で落ち込んできた建設投資が活発化するという。

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IWHの予想では14年はGDP成長率が2.4%に達する見通し。失業率も12年の6.5%から今年は6.4%、来年は5.7%に低下するとみている。

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