スウェーデンの通信機器大手Ericssonと欧州半導体最大手ST Microelectronicsは18日、携帯電話機用チップ分野の合弁会社ST-Ericssonを今秋までに解消すると発表した。主要顧客Nokiaの業績悪化を受けた措置で、Ericssonは損出を約4億ユーロ、ST Microelectronicsも最大で同3億4,500万ユーロを計上する。
\合弁解消に伴いEricssonはLTE対応の移動通信機器用チップ事業を引き取り、ST Microelectronicsはその他の製品と一部の工場、および検査施設を引き取る。5,000人いる従業員のうち1,800人はEricsson、950人はST Microelectronicsに移籍する。
\同合弁は2009年に設立された。主要顧客であるNokiaのスマートフォン事業の不振のほか、新規顧客をほとんど開拓できなかったことで、業績不振が続いていた。
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