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2013/3/20

経済産業情報

洗剤・ボディケア用品6社に罰金3,900万ユーロ、違法な情報交換で

この記事の要約

ドイツ連邦カルテル庁は18日、洗剤・ボディケア用品メーカーが違法な価格情報交換を行っていた問題で、計6社などに総額3,900万ユーロの課徴金を課すと発表した。これ以外の9社に対してはすでに計2,400万ユーロの支払いを命 […]

ドイツ連邦カルテル庁は18日、洗剤・ボディケア用品メーカーが違法な価格情報交換を行っていた問題で、計6社などに総額3,900万ユーロの課徴金を課すと発表した。これ以外の9社に対してはすでに計2,400万ユーロの支払いを命じており、今回の罰金支払い命令により捜査はすべて終了した。

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洗剤・ボディケア用品メーカー16社は04~06年にかけて値上げ計画や小売店の値下げ要求、小売店との価格交渉状況について定期的に情報を交換していた。情報交換にはブランド品業界団体Markenverbandも関与しており、同団体とその職員も課徴金支払いを命じられている。

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洗剤・ボディケア用品メーカーが違法な情報交換を行っていた事実は、洗剤メーカーColgate Palmolivの通報で発覚。同社は通報と捜査への協力が評価され、課徴金支払いを全額、免除された。

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今回、課徴金支払いを命じられたのは、Beiersdorf、Erdal-Rex、Gillette、GlaxoSmithKline Consumer Healthcare、L’Oréal、Procter & Gambleの6社とMarkenverbandおよび同団体の職員。L’OréalとProcter & Gambleは命令を不服として提訴する意向を表明している。

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