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2013/3/27

総合 - ドイツ経済ニュース

企業景況感5カ月ぶりに悪化

この記事の要約

Ifo経済研究所が22日発表した2013年3月のドイツ企業景況感指数は106.7となり、前月の107.4から0.7ポイント落ち込んだ。同指数の悪化は5カ月ぶり。事業の現状判断を示す指数と今後6カ月の見通しを示す期待指数が […]

Ifo経済研究所が22日発表した2013年3月のドイツ企業景況感指数は106.7となり、前月の107.4から0.7ポイント落ち込んだ。同指数の悪化は5カ月ぶり。事業の現状判断を示す指数と今後6カ月の見通しを示す期待指数がともに低下した。Ifoのハンスヴェルナー・ジン所長は「(景況感指数はやや低下したものの)ドイツ経済は内需が好調なため、厳しい環境のなかで堅調を保っている」との見方を示した。

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現状判断指数は前月の104.6から103.6へと1ポイント低下し、6カ月ぶりに悪化した。期待指数は109.9で、前月の110.2から1.3ポイント低下。3カ月ぶりに悪化した。

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部門別でみると、製造業では現状判断と期待指数がともに低下した。輸出見通しは大きく落ち込んだものの、依然として良好な水準を保っているという。

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小売業は現状判断と期待指数がともの改善。卸売業は両指数とも落ち込んだ。

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建設業の景況感は東西ドイツ統一後の最高を記録した。期待指数はやや落ち込んだものの、現状判断が大幅に上昇し、全体を押し上げた。

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