化粧品大手の仏L’Orealはドイツ事業の強化に向けてシニア層に照準を合わせる意向だ。現地法人社長がメディアに明らかにした。
\同社の調査によると、50歳以上のシニアのフェースケア向け支出額は18~49歳の2倍に上る。購買力が大きいほか、シニア向け製品は価格が高いということが背景にある。社会の高齢化を受けて同年齢層は今後、確実に増えるため、L’Orealは有望なターゲットグループとみている。
\同社の2012年のドイツ売上高は前年比2.3%増の10億7,000万ユーロとなり、増加幅は5年連続で市場全体を上回った。独市場規模は約110億ユーロで、成長率は1%強だった。
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