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2013/3/27

経済産業情報

クルマの情報収集、ネット活用9割超に

この記事の要約

インターネットが自動車購入の際に果たす役割が大きくなっているなかで、ディーラーの重要性が落ちていないことが、仏コンサルティング大手キャップジェミニが世界8カ国の消費者を対象に実施した国際調査で分かった。欲しいモデルの情報 […]

インターネットが自動車購入の際に果たす役割が大きくなっているなかで、ディーラーの重要性が落ちていないことが、仏コンサルティング大手キャップジェミニが世界8カ国の消費者を対象に実施した国際調査で分かった。欲しいモデルの情報を収集するため最初にネットを活用する購入者は全体の94%に達したものの、ディーラーが情報源として「重要」の回答は56%を記録。ドイツでは64%に達した。

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ドイツ人ユーザーの情報源で2番目に多かったのは「メーカーのウェブサイト」(49%)、3位は「情報サイト/独立系自動車評価サービスサイト」(39%)だった。

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ウェブサイトで「是非使いたい」機能に関する質問では、探しているクルマの条件を組み合わせていく「コンフィギュレーター」が36%でトップ。2位は「オファーを受け取る」(29%)、3位は「価格計算」(27%)だった。

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ディーラーのショールームで利用したいサービスでは「タッチスクリーンでインタラクティブに操作できる画像/動画)(32%)、「立体表示のモデルコンフィギュレーター」(39%)、「ネット接続できるPC」(27%)が上位に挙がった。ネットでも調べられる情報を話すだけの店員や、現物を展示するだけのディーラーはユーザーにとって魅力がなく、相談や値引き交渉、試乗予約といった直接のやり取りを通してしか得られない体験をいかに提供できるかがカギといえそうだ。

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