独ビール市場の大手十数社を対象に連邦カルテル庁が捜査を進めている。独週刊誌『フォーカス』が22日報じたもので、同庁と複数のメーカーは捜査の事実を認めた。罰金総額は1億ユーロのケタ台に達し、同国のビール業界では過去最大になる見通しという。
\関与したメーカーは違法な価格カルテルを結んでいた疑いを持たれている。カルテルの対象となったブランドは最大24種類で、市場シェアは計50%に上る。
\WarsteinerとKrombacher、Veltins、Bitburgerの4社はメディアの問い合わせに対し、捜査を受けている事実を追認した。フォーカス誌によると、Carlberg(ブランド:Holstein)、AB-Inbev(同Becks)、Oetker(Radeberger、Jever)も捜査線上に上っているようだ。
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